ロックの歴史を読む会

ロックミュージックの歴史という本をみんなで一緒に読みながら俺的意見を挟んだりするがそれに対して意義を唱えるのも全然あり。てかそれがほしい。

当時のサーフロックはあんまりゆるい雰囲気じゃない。

今日は図書館に置き去りにしていたチャリを取りに行ったときにすごく強い風に吹かれたので、雲行きも怪しいし、いつ雨が降り出すのかとヒヤヒヤしていたけど。

 

降らなかった。

 

どうもこんばんわ。ふうさんです。

ということで、今日は第14段落目の講義。はじめまする。

今日はロックンロールの直径サーフロックについて。

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60年代初期、カルフォルニアのミュージシャンたちは、サーフロックとして一般に知られるスタイルで、サーフィンやホット・ロッド・レースの気楽なライフスタイルを歌った。そうしたグループでもっとも重要なグループの一つ、ビーチボーイズは様々なスタイルを組み合わせて自分たちのスタイルを築き上げた。チャックベリーのギタースタイル、デュアンエディの「トワンギー」ギターの音色、ヴェンチャーズのインストルメンタルグループサウンド、ディックデイル早弾きトレモロギターそしてジャズをベースにしたフォーフレッシュメンのグループヴォーカルスタイルなどである。やがて彼らのサウンドは西海岸の多くのグループにコピーされ、その人気は国内にとどまることなくイギリスのチャートもにぎわした。ヴェンチャーズとビーチボーイズは他のサーフバンドに抜きん出てその後も長く人気を維持した。60年代初期のサーフロックでは、ヴォーカルデュオのジャン&ディーンやインストグループのシャンテイズ、サファリズ、ピラミッズといったグループも人気があった。

引用元~ロックミュージックの歴史 キャサリンチャールストン著 佐藤実 訳 発行所 音楽之友社~

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サーフロックの背景にあったカルチャーは、サーフィンとホット・ロッド・レースとな。

サーフィンはわかるけど、ホット・ロッド・レースってなんだ?

どうやら若者たちが普通車を改造してスピードを競い合って遊んでいたよううですな。今ではドラッグレースとしてスポーツ化しているやつのよう。砂浜とかでやってたってことだね。

サーフロックっていうとなんかゆるい感じのテンポで気楽なイメージの歌詞を歌って、ってなイメージをしていたんだけど、レースとかバチバチした雰囲気にそんな曲あうのか???っていう疑問が生じたのだけど、あ、あれか。あの人の曲とか。

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レースしてる感じ出るよなーDick Dale。この曲はWalkingsでもカヴァーしている。ちなみにこれDickが英語で、Daleがスペイン語で組み合わせた造語なんだけど、調べてみると実に興味深い。というか卑猥すぎてここでは書けないので、どうぞ調べてみてw

そんで更に、60年代当時のサーフはほぼロックンロールの直径。言ってしまえばほぼほぼ普通のロックンロールにエフェクトがかかってるくらいなものなんだよね。ビーチボーイズですら初期はこんな感じにロックンロール

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というかほぼチャックベリーだよねこれ。

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やっちまったなオイってな感じですな。

それにしてもほんと、ビーチボーイズはいろいろ音楽的冒険者だったようで。初めてコンセプトアルバムを発表したのがビーチボーイズだからね。「pet sounds」っていうアルバム。それに影響を受けたビートルズが作ったんが、「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」ってなわけだもんね。

いやーしかしビーチボーイズなんであんなダサい格好でみんなで揃えてたのかだけ未だに理解不能

 余談だけど、俺なぜかこの時代のこのジャンルあんまり通ってなかったところだったので、一昨年Walkingsの「genius」っていうタイトルの EP出す前とかにあえてすごい掘り下げてたんだよね。だからあのEPに入ってるさらばエンディングと、あなたとわたしという曲にはサーフの要素が結構入ってる。両方ともニューアルバム「tomodachi」に入ってる曲だから気になったら探して聴いてみて欲しい。

つまりgeniusEpには、今時のサーフはゆるいけど昔のサーフはこんな感じでエネルギッシュだったんだぜ!!!っていう隠れメッセージが入った作品だったのでした。

だいぶ先になるけど第5章でサーフロックについて重点的に触れることになるので。今日はこの辺で。

ふう

風のバンド!

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